1.19世紀後半から20世紀初頭のイギリス帝国経済構造に占めるカナダの位置付け

本研究では、19世紀後半から20世紀初頭におけるカナダ政府の経済政策に関して、主に当該期の政治家、実業家が保護関税、帝国特恵関税の施行、対米互恵関税締結に関していかなる見解を抱いていたのかに着目する。これによって、彼らがイギリス帝国内において植民地カナダの経済発展の方向性をどのように構想していたのか、ブリティッシュ・ワールド内におけるブリティッシュとしての感情的紐帯の強化に経済が与えた影響、経済的紐帯の強化にブリティッシュネスが与えた影響を考察する。
2.カナダ航空機産業史

本研究は、1910年代から1960年代にかけてのカナダの航空機産業の形成、発展過程について検討する。その際、イギリス帝国内、加米間における航空機製造技術の移転過程について着目することで、カナダ航空機産業の特殊発展過程の解明を目指す。
